PTSD(心的外傷性ストレス障害)

交通事故で強いショックを受けることにより、PTSD(Post Traumatic Stress Disorder、心的外傷性ストレス障害)になってしまうことがあります。

PTSDは、生命の危険を伴うか、それに匹敵するような恐怖の体験により生じるトラウマの反応で、後遺障害の認定対象となります。

PTSDの症状としては、交通事故の体験の光景やその恐怖がフラッシュバックとなったり、事故を思い出さないように、交通事故の現場を避けたりという行動をとるようになることがあります。

PTSDの代表的な症状

思考の侵入(フラッシュバック)

交通事故の体験のフラッシュバックや体験が夢に現れることが繰り返されることがあります。

覚醒亢進症状(神経が張りつめる)

常に緊張するなど、精神が過敏な状態が続き睡眠障害等が引き起こされることがあります。

回避症状、麻痺症状

トラウマの元になった出来事をできるだけ避けようとする。
交通事故に関係した場所や関係した人を思い出せなくなったり(回避症状)、感情が麻痺して、愛情や幸福感、憎しみ、怒りなどの感情が持てなくなることがあります。

PTSDで認められる後遺障害等級

後遺障害等級 後遺障害の内容
9級10号 通常の労務に服することはできるが、非器質性精神障害のため、就労可能な職種が相当な程度に制限されるもの
12級13号 通常の労務に服することはできるが、非器質性精神障害のため、多少の障害を残すもの
14級9号 通常の労務に服することはできるが、非器質性精神障害のため軽微な障害を残すもの

PTSDの後遺障害の立証

ICD-10

ICD-10は、8つの診断基準の充当性で判断します。

DSM-Ⅳ

DSM-Ⅳは、A~Fの診断基準で構成されています。

厚生労働省の診断基準

厚生労働省の診断基準は、『精神症状の状態に関する判断項目』、『能力に関する判断項目』により構成されています。

PTSDの後遺障害の認定は、死に直面をするような衝撃的な体験をしていることがその前提となります。

したがって、交通事故の受傷機転の立証(交通事故の態様)は非常に重要となります。

また、上記の診断基準の立証のために、ご本人やご家族からのヒアリングも重要です。

PTSDの立証は、非常に難しく、後遺障害として認められにくい後遺症となりますので、弁護士にご相談ください。

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